岩村城下町を散策
岩村歴史資料館を出発し、岩村城の城下町に向かいました。城下町を散策するのに利用可能な駐車場はいくつかありますが、結構混雑していて、岩村コミュニティセンターにある第三駐車場に車を停めました。第三駐車場は岩村駅寄りの城下町の入り口辺りから散策するには丁度良い場所でした。
城下町の岩村駅寄りから岩村城方面に古い城下町の町並みが約1.3kmに渡って続いています。

通り沿いにある「厳邑(いわむら)天満宮」は、古い町並みに馴染んでいます。江戸時代に岩村藩では学問が盛んで、太宰府天満宮(福岡県)から菅原道真の御霊を勧請したのが始まりだそうです。

かんから屋の「かんから餅」と「しの田うどん」
「かんから屋」は「かんから餅」というお餅が有名なお店のようで、かなり賑わっていました。俳優の佐藤健も食べに来たようで写真が貼ってありました。歴史を感じさせる佇まいです。

折角なので「かんから餅」を一皿頼んでみました。餡こと胡麻ときな粉の3種類のお餅がセットで450円。地元岩村町富田産の餅米を100%使用したお餅は柔らかくて何個でも食べられそう。

しの田うどんは、少し細めの柔らかい優しいうどんといった感じ。刻んだ油揚げと青ネギを散らしてかまぼこが添えられたうどんで、名古屋や岐阜のうどん屋では定番のメニューのようです。

下町升形
お腹も一杯になったところで、城下町の散策を続けます。ここは道がクランク状になっている「下町升形」。升形は、敵の侵入を防いだり、見通しを悪くするために造られた形状で、城下町にはよく見られますね。

下町升形には高札場があったそうで、ちかくに高札のいわ札が再現されていました。

岩村城に向かって城下町は更に続きます。

いわむらのかすていら
岩村の城下町にはカステラ屋さんが何件かあります。そのうちの1つ「かめや」でお土産にカステラを買いました。岩村のカステラは、江戸時代に長崎に勉強に行っていたお医者さんが伝えたことで現在も郷土菓子として作られ続けているそうです。ちなみに購入したのは「ゆずかすていら」と「和紅茶かすていら」。どちらも風味がよく美味しかったです。

城下町には歴史のある商家や建物があちこちに
「土佐屋」は約260年前に染物業を営んでいた商家で、復元工事が行われ、平成11年4月に「工芸の館」土佐屋としてオープンしたそうです。この日は蓄音機の再現演奏が行われていました。

ここは「街並みふれあいの舘」(恵那市観光協会 岩村支部)。旧岩村銀行の建物を利用した洋風建築でおしゃれな感じです。ここでは岩村城の御城印なども販売されています。

「木村屋」は、江戸時代中期から末期に栄えた問屋で、江戸時代の町家としての様式がよく残っています。ここで映画「銀河鉄道の父」のロケが行われたそうです。


木村邱の敷地の中を流れる「天正疎水」。天正3年(1575年)に岩村に入城した川尻秀隆が城下町を形成するために作成した生活用水路で、今でも水が流れています。

木村邸の内部は往時の繁栄を偲ばせる装飾や造りがあちらこちらに。


城下町の町並みを見ていると、お店の軒先に小さく女性の名前が書かれた青い暖簾が下げられているのが目に付きます。これは、もと岩村の領主であり「女城主」として知られ、最後は非業な死を遂げた織田信長の叔母「おつやの方」を偲んで代々「おかみさん」の名前をのれんにかけているとのこと。

城下町のほぼ外れにある「上町常夜灯」。この先は午前中に登った岩村城跡へと続きます。

岩村城城下町は、奈良井宿のような宿場町とはまた違った趣があり、長く深い歴史を感じさせる町でした。岩村城に来ることがなければ知ることもなかったと思うと、城巡りの醍醐味というか、楽しみ方の1つだなと改めて思いました。


